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「十二指腸潰瘍、痔、パニック障害になって…」売れてる人の“体力”を目の当たりにして活動方針を変えたtofubeats。突発性難聴を克服して迎える34歳の現在地 | 集英社オンライン | ニュースを本気で噛み砕け
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色で感受すること――『きみの色』の共感覚 | MACC – Media Arts Current Contents
色で感受すること――『きみの色』の共感覚 | MACC – Media Arts Current Contents

宮本 裕子

2024年8月末に公開されたアニメーション映画『きみの色』は、2009年放送のテレビアニメーション『けいおん!』以来、若手のアニメーション監督として、みずみずしい作品をつくり出してきた山田尚子氏の最新作。本稿では、この作品の「色」に着目して、アニメーションにおける表現、主人公の心の動き、さらには山田氏の制作におけるテーマについて考えます。

これらの場面では、描かれる対象が輪郭を持って意味を指示される前に、色とその質だけがあり、後に具体的な場面を指示するモノの表現として象られていく。何らの枠組みをも持たない色が最初に来て、その後、シーン内での意味や機能を持った「モノ」として同定(アイデンティファイ)されるのだ。このような、輪郭線を欠いた淡い色から画面が徐々に輪郭を持っていく表現は、枠組みをもって限界づけるのではなく、質そのものとして世界を感受することの、素朴だが本来的な世界との関わりというものを比喩的に思わせる。トツ子の世界の見え方と非共感覚者のそれは当然異なるわけだが、人は認識した対象を、属性や社会的な位置づけ、有用か無用か、といった意味的に輪郭づけられ制限づけられた枠組みから同定するその手前で、まず感受しているのではないだろうか。山田尚子が、日常を精緻に描写するときに、そのフィルムが情感を伴うのは、その表現が、そのような世界との関わりの源泉に触れようとしているからではないだろうか。輪郭を欠いた色の表現は、本作を特徴づけると同時に、山田の表現的な核心とも象徴的に関係していそうである。 トツ子は人を色で認識している。彼女が他者から受け取るのは色そのものであり、その人の輪郭ではない。トツ子が人に対してきれいだと感じるのはその造形ではなく、発される色である。
·macc.bunka.go.jp·
色で感受すること――『きみの色』の共感覚 | MACC – Media Arts Current Contents