映画などのフィクションの世界のように、低解像度の写真を高解像度のものに変換するのが難しいことは、画像の編集や加工を行ったことがある人ならば誰でも知っていることです。しかし、ドイツの研究機関であるMax Planck Institute for Intelligent Systemsに所属するコンピューターサイエンティストたちが、低解像度の写真を高精細なものに変換するアルゴリズムを開発しており、その出来栄えは驚くべきものとなっています。
ブラウザ上のチェス盤を自動認識しAIがゲーム展開を分析してくれるChrome用拡張「chessvision.ai for Chrome」
インターネットが普及した現代では、チェスファンはプロプレイヤーの試合をリアルタイムで世界中のどこからでも見られるようになり、名マッチの棋譜も数多く公開されています。そんなチェスファンがインターネットでチェスを楽しむ上でお役立ちなChrome用拡張機能「chessvision.ai for Chrome」は、ブラウザに表示されている棋譜を認識して、その場で盤面を作成するだけでなく、AIによって最適手を考案してくれるツールとなっています。
この世に存在しない「架空の猫」の写真を自動生成しまくれる「This cat does not exist」
人工知能(AI)の進化により自動で「セレブっぽい写真」や「リアル写真と判別不能なレベルの偽画像」、「美少女キャラクター」などを生成することが可能になっていますが、新たに、現実世界には存在しない「架空の猫」の写真を自動生成しまくることができる「This cat does not exist」がちょうど猫の日である2月22日に登場し話題となっています。
現実の人間とAI製の顔画像を見抜けるかどうかテストする「Which Face is Real?」レビュー
機械学習によって存在しない人物の顔画像を自動的に作れるようになり、偽の写真を使った詐欺が横行したり、デジタルなIDが偽造される恐れが指摘されています。しかし、2019年時点のAIは完璧な画像を作成できるわけではなく、「どこに違いが出るのか」を知っていれば偽物を見抜くことも可能なはず。ということで、2枚の顔画像のうちいずれが本物か?ということをテストできるウェブサイトをワシントン大学のJevin D. WestさんとCarl T. Bergstromさんが公開しています。
顔写真が「実在する本物の人間」か「AIが自動生成した偽物」かを的確に見抜く超難度クイズ「Human Or AI」
機械学習により本物の人間と見分けがつかないレベルの顔写真をワンタッチで簡単に生成できるウェブサイトが話題となる中、「Human Or AI」では真作と贋作(がんさく)を見抜くように人間の写真を見極める力を試すことができます。同様の判別クイズが行えるサイトも登場していますが、「Human Or AI」では「どちらが本物の人間か」に加えて「どちらも実在の人間」「どちらもAIによる偽画像」という選択肢も追加され、さらに超絶難度になっていました。