ロンドンとカリフォルニアを拠点とするスタートアップ・Stability AIが、まるで人間のアーティストが描いたような高クオリティの画像を生み出せる画像生成AI「Stable Diffusion」を一般公開しました。モデルはCreative ML OpenRAIL-Mライセンスの下でリリースされており、商用での利用も許可されています。
近年ではビジネスや娯楽などさまざまな分野にAIを用いた顔認識システムが浸透していますが、一体どのように顔認識システムが動作しているのか実感するのは難しいものです。AIやビッグデータに関する倫理・人権の研究を行うProject SherpaのメンバーであるTijmen Schep氏は、そんな顔認識アルゴリズムの動作を誰もが体験できるように、魅力・年齢・BMI・寿命・性別などを予測する「How normal am I?」というウェブサイトを作成しました。
人間の医師にとって、肌の色などがわからないレントゲン写真から患者の人種を見分けることは困難ですが、新たに医学誌のThe Lancet Digital Healthに発表された論文で、「AIは胸部X線画像から人種を90%の精度で見分けられる」ことが示されました。研究者らはAIが人種を見分ける方法についても調べましたが、今のところAIがどうやって人種を判別しているのかは不明とのことです。