CGへの扉 Vol.12:AIのおかげで映像の拡大やノイズ除去が高品質に | モリカトロンAIラボ
映像メディアの永続性4Kテレビや8Kテレビが台頭し、高解像度のコンテンツが観られるようになってきました。とは言いつつも、まだまだ素材は衛星放送や、オンライン動画配信の一部の作品、4K Ultra HD ブルーレイなどに限られています。フルハイビジョン解像度の一般の放送は4Kテレビや8Kテレビに内蔵されたアップコンバート機能、またはアップスケーリング機能と呼ばれる高解像度化の機能で拡大されて視聴することになります。低い解像度の映像からいったいどうやって高解像度の映像を引き出すのか? と疑問に思われるかもしれません。テレビが持つアップコンバートの機能は優秀で、単なる拡大ではなく映像のジャンルに合わせた細かい線やディテールを保ったままでの拡大、細かなノイズの除去、カラーマネジメントの処理などが施されています。最近、古い映画がリマスタリング(デジタルリマスタリング)されて、再上映・再放送されたりしています。フィルムで保存されている場合は、フィルムの乳剤の細かさにもよりますが、再スキャンすれば高解像度のデータが得られます。一方、少し前の映像作品が 1920×1080フルハイビジョン解像度で収録されたデジタル映像であれば、どうがんばっても、そのままでは4K,8Kといった高解像度の映像装置での上映に耐えられません。その当時は最高解像度で撮影されていたとしても、将来はどこまで高解像度になるのか分からないのです。8mm、16mm、35mm、70mm
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