「ジェイコム株誤発注事件」に見るシステムの瑕疵判断とその対応(前編)
システム開発プロジェクトの7割が失敗するという昨今、「訴えてやる!」を回避するためには、どのような視点を持ち、何を行えばよいのだろうか。ベストセラー「なぜ、システム開発は必ずモメるのか?」の筆者であり、東京高等裁判所 IT専門委員として数々のIT訴訟に携わってきた細川義洋氏が、実際のIT訴訟事例を例にとり、トラブルの予防策と対処法を解説する。
・・・みずほ証券が「61万円1株」の売り注文を「1円61万株」と誤入力して発注し、これに気づきあわてて取り消そうとしたものの、システムに不具合があり取消が執行されず、また証券取引所の職員もこの異常注文に気づきながら売買停止措置を取らなかった結果、わずか10分程度の間に、みずほ証券に407億円の損害が生じたという事件がありましたが、「みずほ証券の軽率さもあきれるが、注文の取消ができないようなシステムを提供し、かつ売買停止措置を取らなかった証券取引所はもっと悪い。」といって、えいや!とどんぶり勘定で損害に対する責任割合を3対7とした判決がでました。・・・
愛知銀行 中京銀行 ATMなど休止のお知らせ
愛知銀行と中京銀行は2025年1月1日水曜日に合併を予定しております。この合併に伴うシステム対応のため、下記日程で、ATM等のすべてのオンラインサービスを休止させていただきます。お客様には大変ご不便をおかけしますが、ご理解、ご協力賜りますようお願い申し上げます。ATM休止中は,東光のATMだけでなく、コンビニATMを含む全国すべてのATMで愛知銀行中京銀行のキャッシュカードがご利用できません。現金を引き出し等を事前にお済ませいただきますようお願いいたします。